Unity 5.3 に アップデートした感想まとめ
Unity 5.2.1 を 5.3 にアップデートして、いま開発中のゲームを動かしてみました。
アップデート方法
以下のリンクからインストーラーをダウンロードして実行すればインストールできます。
https://unity3d.com/jp/get-unity/update
変更点の詳細は、以下の記事が詳しいです。
感想まとめ
1. インストールするコンポーネントを選べるようになってました!
今までは明らかに使わないプラットフォーム(Tizen向けのビルドサポートとか)もすべてダウンロードしていたので、Unityのアップデート作業に時間がかかっていました。今回からインストールするコンポーネントを選べるようになったので、アップデート作業がいつもより短い時間で済みました。携帯向けゲームを作成するつもりなので、今回は「Android Build Support」と「iOS Build Support」を選択。他に、進捗をブログで公開するために、「Web Player」も選択しています。
2. MonoDevelop でついに日本語を入力できるようになりました!
3. 不具合が修正されていました!
以前の ブログ記事 で書いた不具合が修正されていました。正しく動作します!
4. Unity Editor上での動作が速くなりました!(たぶん)
以前のバージョンでは、Awake内で
Application.targetFrameRate = 60;
と定義しても、何故かUnityEditor上では反映されず、FPSの上限が 30 のままだったのですが(端末では設定が反映されてました)、UnityEditor上でも FPS 60 が出るようになってました!
その他、気になっている追加機能
1. マルチシーン編集
個人開発では必要ないかもしれないですが、大規模開発では使えるかもしれません。1つのシーンを分割して管理することで、シーン切り替えのロード時間を短縮しつつ、複数人でも開発しやすくできそうです。
2. カスタムコルーチン
コルーチンに独自のyield条件を追加できるというもの。まだよくわかってないところもあるのですが、処理が簡単に書けそうなところがあれば使ってみたいです。
3. JSONの公式サポート
4. デバッグ実行の簡易化
デバッグ実行のプロセスを UnityEditor にアタッチするのに数クリック必要だったのが、1クリックでアタッチできるようになったようです。いままではデバッグ実行すると処理が重くなるイメージを勝手に持っていて食わず嫌いなところがあったのですが、やっぱり便利そうなので使ってみようかなと思いました。さらば、Debug.Log を埋め込む日々!
5. 課金対応
開発中のゲームはまだ課金処理を実装するところまで進んでいませんが、いずれお世話になりそうです。
さいごに
Unity 5.3 へのアップデートですが、いまのところ開発中のゲームも特に問題なく動作しています。なんといっても日本語が入力できるようになったし、今回のアップデートは個人的にはとてもポジティブな印象を受けました!